70歳 女性 健康管理 鍼灸の耳より情報として

トントントン、心の扉を開いてみませんか?


今から40数年前のことです。私はひどい肩こりから自律神経が乱れ、涙は出るし、夏でも寒く、耳がボーン(気圧の関係でよくなる症状に似ている)とした状態が続き、背中が一枚の板状の感覚で思考力も落ちて、とても生きていける状態ではありませんでした。そのような時、偶然にも東洋医学研究所Ⓡの鍼治療に出逢ったのは不幸中の幸いでした。

鍼治療を科学的に研究されていた黒野保三先生は名古屋大学、名古屋市立大学で研究員となり、マウスでの鍼治療の効果を検証し、東洋医学研究所Ⓡを立ち上げ、国内外問わず東洋西洋の枠を超え、健康で長生きする人が増える社会を作り、医師・看護師・臨床心理士達とのチーム医療の一員を目指し貢献されました。
鍼灸を定着させ鍼灸医療の発展に「鍼の刺激でリンパ球が増え免疫機能が高まるメカニズム」についての多くの論文に残されました。

医学の道を志し黒野保三先生の門下生になった人達は、高い志を持って住み込みで毎日生活を共に鍼灸治療の勉強は勿論のこと、食事作りに始まり、物の考え方・取り組み方などなど、全てにおいて修行する事10年以上、時には厳しく時には愛情深く本当に情熱を注いで来られた黒野先生の姿を拝見して私はとても感銘を受けました。黒野先生が治療室に入られると、一瞬にして空気が変わり、張り詰めた空気かつ、新鮮な空気に変わり、とても安心した気持ちになるのです。黒野先生はとても親しみ易く話しやすい、患者の話を親身になって耳を傾けてくださり不安を取り除いてくれる存在でした。ですが残念な事に、令和3年に永眠されました。

今では多くの門下生の方々も、黒野先生の信念が脈々と伝授され日本各地(石川県、新潟県や広島県)で立派な開業鍼灸医として活躍されます。(定期的に勉強会を開き研修されています)

黒野先生のあとを引き継ぎ院長となられた橋本先生の治療室は、患者同士がお友達になり、和気あいあいとした雰囲気の中、明るくお互いの悩みをサポートしあいながら、橋本先生の治療は勿論のこと、心のケア、思いやり、感謝の心を頂き、前を進んでいける大切な場所です。日々の生活で交感神経、副交感神経のバランスが崩れることにより自律神経失調症が起こり体調がすぐれなくなります。副作用のない決して痛くない鍼治療で、痛みの伴う治療から、赤ちゃんへの小児の鍼治療、心療内科系の疾患に至るまで対応されています。病気にならない身体作りをしてみませんか?私事ですが今では親子4代お世話になっております。

諦めないで今をしっかり生きてみませんか?