令和7年度(公社)生体制御学会第6回Web講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加しました

令和8年3月1日(日)に令和7年度(公社)生体制御学会第6回Web講習会講習会(愛知県鍼灸生涯研修会)に参加しました。

8:30~10:00

臨床鍼灸医学研究

睡眠と鍼治療

東洋医学研究所®グループ ことぶき鍼灸院

 秋田 壽紀 先生

本日は、「不眠と鍼灸」について講義いたしました。

「不眠は急性不眠と慢性不眠に分けられます。急性不眠は不眠になって3カ月以内であり、外的要因で引き起こされる一時的なものです。慢性不眠は外的要因がなくなっても不眠の状態が3カ月以上続くことであり、不眠への不安が増悪因子になります。その治療の主役は非薬物療法である認知行動療法になります。

不眠の治療法には

  • 睡眠衛生指導
  • 薬物療法
  • 認知行動療法

があります。

鍼灸の分野において、不眠に対する研究が多数実施されており、治療効果が高いことがわかってきています。」と、不眠と鍼灸に関わる文献を紹介しました。

10:10~11:00

自律神経学〜生活習慣病との機序〜

(公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座 

愛知医科大学客員教授(神経内科)

岩瀬 敏 先生

本日は、脳血管障害について御講義頂きました。

「一過性脳出血の症状に片側の麻痺、ろれつが回らない言語障害、しびれ、片方の目が見えにくいなどがあります。

その脳血管障害の予防としては、

①食生活を見直す

②喫煙・飲酒習慣を見直す

③適度な運動をする

④ストレス発散方法を見つけるなどがあります。

脳梗塞発症の6時間以内の超急性期は血管溶解療法、血栓回収療法を行い、8時間から2週間の急性期では脳保護療法、抗浮腫療法を行います。また、すぐにリハビリテーションを行うことが重要になります。」と御講義頂きました。

11:10~12:10

「感情」とはなんだろう〜脳と感情を考える〜

第5回 ストレスのメカニズムと対処法

(公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座       

名古屋大学名誉教授 藤田医科大学客員教授

澤田 誠 先生

本日は、ストレスのメカニズムと対症法について御講義頂きました。

「ストレス学説を唱えたハンス・セリエ博士は、ストレス反応に責任を負っているのが種々のホルモンと自律神経であり、中でも副腎皮質ホルモンが最も重要ということを発見しました。

ストレスと不安の違いは、ストレスは「外部からの圧力」であり、不安は「内側で増幅される予期」になります。

鍼治療がストレスに対し有効である理由として、

①視床下部による自律神経系のリセット

②扁桃体・前頭前野の活動正常化

③脳の海馬の機能を回復

④交感神経のホルモンであるノルアドレナリンを下げる

ことが考えられます。」と御講義頂きました。