名古屋市の鍼灸院で関節リウマチ治療なら東洋医学研究所 適応症
手や足の関節の「腫れ」や「痛み」から始まり、多発する関節炎と進行性の関節破壊を主症状とします。
関節外症状として肺、腎臓、皮下組織などにも病巣の広がる全身性疾患です。
慢性炎症性自己免疫疾患であることは明らかですが、いまだに原因は明らかではありません。
しかし、最近の研究により、ウィルス感染などの外的要因や女性ホルモン、遺伝の関与が考えられています。
また、リウマトイド因子や抗CCP抗体などが産生されて免疫反応が起こり、関節の滑膜に炎症が生じます。
白血球(好中球、マクロファージ、リンパ球)から産生される活性酸素や炎症性サイトカイン(TNF-α、インターロイキンなど)が炎症を促進し、滑膜の増殖、軟骨や骨の破壊が進行することなどがわかってきています。
関節リウマチの新しい診断基準
関節リウマチの早期診断の必要性から、米国リウマチ学会(ACR)と欧州リウマチ連盟(EULAR)の共同策定として、2010年8月、新しい診断基準が23年ぶりに発表されました。
ワンポイントアドバイス
快適な日常生活のために、全身の安静、局所の安静、精神の安静と適度な運動が必要です。
全身の安静
重要なことは、十分な睡眠と規則正しい生活です。夜更かしは控え、日中に疲れや痛みを感じた時は昼寝を取り入れます。朝つらいときは、家事などの仕事は午後にまわすような生活リズムを作ることも有益です。
局所の安静
関節の痛みが強いときは、関節の安静を保つようにします。
日常生活では、重いものを持たない、関節を深く曲げない、必要なときはサポーターをつけるなど、関節にかかる負担を減らすように工夫することも大切です。
精神の安静
趣味や散歩など、好きなことを楽しむ時間を増やしましょう。
ストレスは関節炎を悪化させ、反対に笑うことや好きな音楽を聴くなどは症状を軽快させます。
適度な運動
関節の痛みが軽くなったら、痛みや疲れが残らない程度の運動をします。適度の運動は筋肉の緊張を取り除き、疼痛を和らげ関節が硬くなるのを防ぎます。運動は入浴中や入浴直後に行うとより効果的です。
その他には体を冷やさないことが大切です。体が冷えると痛みがひどくなることがあります。夏は冷房の効き過ぎに注意し、冬の寒い日には厚手の下着や手袋、靴下を利用します。
鍼と超音波の併用治療
-関節リウマチに対する効果-
昭和44年4月1日より昭和47年3月1日までの3年間に東洋医学研究所®に来院された患者の中の1336例について、黒野所長が鍼と超音波の併用療法による各種疼痛性疾患に対する効果などを詳細に研究し、これを症病別に集計しました。
その中で関節リウマチに対しての結果は、患者47名のうち30名が著効、6名が有効、1名が比較的有効、5名がやや有効、5名が無効となり、42名の方に効果がみとめられたため、有効率は89.4%でした。
以上のことから、上記のような関節リウマチに対する鍼治療の効果が実証されています。
東洋医学研究所®では、関節リウマチに対して長年にわたる治療経験と多くの情報を基に、統合的制御機構の活性化と局所の症状改善を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
さらに、それぞれの症状に合った生活習慣の改善や、運動療法を指導をさせて頂いております。
是非、安心して鍼治療を受けられることをお勧め致します。