鍼治療の技術向上。技能・技術を磨くためには?不可力測定センサーを使用した実験結果
鍼治療は癒しの技術で、鍼を施すことで心地良くなって眠くなったり、すっきりと楽な気分になったりするのが本当です。その逆に、痛みを我慢しなければならないような治療では、癒しどころかストレスがたまってしまいます。
痛い鍼を時間をかけて施すような強すぎる刺激は、神経を鈍感にさせてしまい、かえって鍼治療が効きにくい体にしてしまうのです。
ただし、弱刺激であれば誰が鍼を施してもいいというわけではありません。やはり、長年技術を磨いてきた人とそうでない人との間には大きな隔たりがあるものです。
では、どのように技術を向上すればよいのか?今回は、不可力測定センサーを使用した実験をご紹介です。
被験者は、黒野保三先生をはじめとした熟練の開業鍼灸師の先生方と、東洋医学研究所®の研修鍼灸師です。刺し手に焦点をあて、切皮時や鍼刺入後の手技時に、鍼にどのような力が働いているかを測定、各先生方の研究データの比較・分析を行いました。
可視化された結果を見て、鍼治療の技術を磨くことの重要性が分かりますので、是非ご覧ください。