名古屋市の鍼灸院で慢性疲労症候群の治療なら東洋医学研究所 適応症
慢性疲労症候群(CFS)とは?
慢性疲労症候群の診断基準は、生活を著しく損なうような強い疲労が半年以上続き、1ケ月のうち数日は仕事を休むなどの状態が現れるとされています。それに伴い微熱、頭痛などが長期にわたって続くため、健全な社会生活が送れなくなる病気です。
現在、日本の患者数は約36万人と推定されています。20~50歳代に多く、女性に多いのが特徴です。
症状は?
強い疲労は休息によっても改善しないのが特徴です。この病気では、発病前の活動量が半分以下にも低下するような強い疲労が急激に起こり、朝起きた時から1日中続きます。この疲労は、身体活動や心理的ストレスによって悪化することもあります。
強い疲労の他に、微熱、頭痛、のどの痛み、関節や筋肉の痛み、こわばった感じや食欲不振、落ち込んだ気分などがともないます。
原因としては、ウイルス感染が影響する病気であることが有力となってきました
現在までに、慢性疲労症候群の原因として、ウイルス感染説、内分泌異常説、免疫異常説、代謝異常説、自律神経失調説などが考えられてきました。
近年、疲労に関する研究が進み、ウイルス感染が影響する病気であることが有力となってきました。ストレスや疲労が長時間続くと潜伏していたヘルペスウイルスの一種であるEBウイルスなどが再活性化し、さまざまな症状を引き起こします。
こうしたウイルスが再活性化すると、サイトカイン(免疫物質)が過剰につくられ、脳の血流を悪化させ強い疲労感などの症状が出現するという考え方です。
慢性疲労症候群に対する鍼治療の研究がなされています
第3回世界鍼灸学術大会及び全日本鍼灸学会雑誌第 44巻3号(1994年) に於いて、石神龍代副所長、黒野保三所長らが「慢性疲労症侯群に対する鍼治療の検討」と題して報告しています。 この論文は(社)全日本鍼灸学会会員の学術の向上を図る目的で優秀な論文を表彰するために創設された高木賞の第一回受賞論文となりました。
この研究は、従来から報告されている各種薬物療法では、症状の改善が認められなかった慢性疲労症候群症例8例に対して、鍼冶療を施したところ、慢性疲労症侯群の中心的症状である激しい疲労感は明らかに改善し、随伴症状である様々な身体症状も一部の症例において改善がみられたことや、免疫学的検査において低下していた末梢血γδT細胞比率が有意に回復したことを報告しています。
慢性疲労症候群の予防と改善のためのワンポイントアドバイス
ストレスをためないようにしましょう
慢性疲労症候群のきっかけになりやすいのが、ストレスの蓄積です。ストレスをためすぎないためにも、趣味や、運動、入浴など自分に合ったストレス発散法を工夫するようにしましょう。
適度な運動をしましょう
散歩など軽い運動を習慣にしましょう。散歩の時間は最初20分位にして、1週間続けて問題が起こらなければ、5分位多く歩き、さらに1週間後に5分追加するというように徐々に増やしていきましょう。
食事を見直しましょう
食生活の偏りが、慢性疲労の一因になっていることがあります。バランスの良い食事を心がけましょう。
東洋医学研究所®では、このような研究結果をもとに慢性疲労症候群に対して生体制御療法による統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。