名古屋市の鍼灸院で線維筋痛症治療なら東洋医学研究所 適応症

線維筋痛症とは?
激しい痛みが全身に生じる病気です。
厚生労働省研究班により2010年に行われた調査では、全国で人口の1.7%が線維筋痛症に罹患しています。推定では200万人以上の患者がおり、その80%を女性が占めていることがわかってきました。患者の年齢は小児期、思春期や高齢者の症例もありますが、平均年齢は51.5歳であり、年齢とともに増加し、50歳代にピークがあります。

どのように診断するのか?
現段階では1990年にアメリカリウマチ学会が作成した診断基準を用いています。広範囲に及ぶ痛みが3カ月以上続き、全身にある18箇所の診断特異的圧痛点を4Kgの力で押したときに11箇所以上痛みを感じることで診断されます。11箇所以上でなくても専門医の判断で診断されることもあります。ただし、症状が他の病気によるものでないことが条件になります。
この診断特異的圧痛点については、第53回(社)全日本鍼灸学会学術大会(千葉大会)に於いて、黒野保三所長と、厚生労働省線維筋痛症調査研究班の松本美富士先生の共同研究で、『線維筋痛症の病態・治療に関する鍼灸医学的検討(第1報) -診断特異的圧痛点と経穴の相関-』と題して報告されています。
この研究では、線維筋痛症の診断特異的圧痛点が、鍼灸治療に使用される特定の経穴(つぼ)と一致していることが報告されています。

原因は?
最近、線維筋痛症の痛みの仕組みとして注目されているのは、発病の素因をもった人に各種身体的、精神的ストレス反応が加わることによって起こるというものです。
痛みの刺激の伝達路(疼痛知覚神経)の過剰興奮(車のアクセルの踏み込み状態)と痛みを脳が認識した時に反応する痛みを抑える経路(下行疼痛抑制経路)の機能不全(車のブレーキが効かない状態)であり、いわば車のアクセルが踏み込まれ、ブレーキの効かない痛みの暴走状態になるというものです。

症状は?
全身に激しい痛みを生じます。痛みは、日常生活で経験する痛みと異なり、電気が走るような痛みという表現で患者に形容されています。
症状は、個人差がありますが、軽度なら仕事を続けられる場合があります。重度の場合は日常生活に支障をきたし、自力で生活できない場合もあります。症状が重くなると髪や爪に触れただけで痛みが起こり、意識を失いそうになったり、寝たきりになることもあります。

線維筋痛症に対する鍼治療の研究報告がなされています
第55回(社)全日本鍼灸学会学術大会(金沢大会)に於いて黒野保三所長と、厚生労働省線維筋痛症調査研究班の松本美富士先生の共同研究で、『本邦線維筋痛症の全国疫学調査報告 ‐特に治療実態とその治療効果について‐ 』と題して報告されています。
この研究では、線維筋痛症は比較的頻度の高いリウマチ性疾患であることや、線維筋痛症患者の6.7%が鍼治療を受けており、担当医の評価による鍼治療の効果は60.0%であったことなどが報告されています。
また、第29回(公社)生体制御学会学術集会と、第62回(公社)全日本鍼灸学会学術大会において、山下喜代先生、黒野保三所長等により、「線維筋痛症に対する鍼治療の1症例」が報告されています。この症例は、ステージⅢ~Ⅳの状態(ほとんど寝たきり)から約2ヶ月の鍼治療で、社会復帰を果たしました。

東洋医学研究所®では、このような研究結果をもとに線維筋痛症に対して生体制御療法による統合的制御機構の活性化を目的とした鍼治療をさせて頂いております。
是非、副作用のない鍼治療を受けられることをお勧め致します。