男性 60歳 名古屋市中区の栄鍼灸院

今から一年ほど前に突然、脳出血を発症。もともと頸椎にも持病があり、右手にしびれがあったのですが、今回の視床出血で右半身全部に軽いマヒとしびれ、右肩は肩関節周囲炎のような激しい痛みで思うように右手が使えない状態でした。

脳神経外科でのリハビリに通院二か月ぐらいが経った頃、中々痛みが取れなかった私を見かねて、母が栄鍼灸院を紹介してくれました。自分としてできる治療は何でも受けようと思いお邪魔させていただきました。

かつてギックリ腰など一時的な鍼治療を受けましたが、このような状態での治療に若干不安もありました。何はともあれ右肩の治療にお伺いしたのですが、鍼は糖尿病にも良いとの話を伺い、半信半疑で通院を重ねました。

実は数年前より糖尿病と診断を受け服薬を続けてはいたのですが、HbA1cは7.0%を下回ることはなく7.2~7.3%で推移しておりました。鍼治療後も服薬は続けておりますが、一か月を過ぎた頃にはHbA1cは6.8%、二か月を過ぎた頃には6.1%、それからは順調に下降し、三か月が過ぎた頃より現在まで5.6~5.8%と基準値で安定推移しています。

週二回の治療ではありますが、ほとんど痛みで動かなかった右肩も何とか思い通り動くようにもなりました。後遺症のしびれはまだ強く残っていますが、血糖値の心配がまったく無くなりとても喜んでいます。

人の身体はいつ何が起こるのか誰にもわかりませんが、なるべく糖尿病による合併のリスクを減らし、何とか脳出血の後遺症がやわらぐようにと治療に伺っています。

文責:栄鍼灸院(名古屋市中区)